『天国のソウちゃん』すべてのものは繋がり移り変わり回帰していく

ban1 天職実現マスターマインドコーチ育成講座


向き合う人 すべての
潜在能力のスイッチをオンにして、

人生を無限大に輝かせる☆彡
催眠コーチの みつこです(*^_^*)

今日も ブログを読んでいただき
ありがとうございますニコニコ

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催眠コーチングって 初めて聞きました!

何? それ 怪しいんじゃない???
と思った あなたに

できたら わたしのことを
もう 少し 知っていただけたら
嬉しいな と思い

なぜ わたしが 
見えないけど 大切なこと――

心や 魂のこと

マインドの使い方

コーチング などに

興味を持つようになったのか

わたし自身の バックグラウンドについて 

今日は お話しさせてください(^^)

 

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Every experience is
part of the pattern of your life.

You try to judge eternity
by the temporal happenings.

You see in matter
apparent confusion,

but you do not realize
that a divine thread runs
throughout all your lives.

  ”A VOICE IN THE WILDERNESS” (p66)

   Further teachings from Silver Birch
   edited by A.W.Austen/The Spiritual Truth Press

  地上において 経験する 
  ひとつひとつの 出来事が 

  あなたの人生を 見事に 
  織り成しています

  あなたは 永遠なるものを 
  いっときの目先の出来事で 
  判断しようとしています

  物的な世界が あまりにも 
  混乱に 満ち満ちていることを 
  目の当たりにしますが
  

  人生の すべての局面においては 
  神性な 叡知の糸が 

  かけめぐっていることに 
  あなたは 気づいていないだけなのです

       【translated by ミツコ】
         

*******************************

32歳、NYから 日本に帰ってきたころに
書いたショートストーリー風 日記

★『帰ってきたミボウジン』

の続編です。

『天国のソウちゃん』

帰ってきたミボウジンは、
その後再婚し、
二人の子をもつハハとなった。

ハハには、ほかに二人
天国に送ったベビちゃんがいた。

5,6年前の とある日
 

ハハは、あるアメリカ人の
サイキックさんに
リーディングをしてもらった。

最初に言われたのは、
ハハの 亡くなった前のダンナと 
Boy 男の子が見える、ということだった。

Brother …… 

兄弟はいましたか、
という質問に、

妹しかいない ハハは、

「??? あ…… います、います、

 そーいえば、実母が 
 むかし 流産したって言ってました!!!」

と、言った。

はて、Boy, boy, boy …… 

男の子と聞いて、
思い出したのだ。

「あ。

 ち、ち、ち、チガイます!! 

 そーいえば、わたしも 
 上の娘を妊娠する直前に、
 一度流産してました!!」

すると、そのサイキックさんは、

前のダンナが、

その男の子は いま自分といっしょにいる、
だいじょうぶだよ、心配ないよと言っていると 

ハハに 伝えてくださった。

*****

アメリカから帰国し、
日本で働き始め、

少しずつ心も落ち着き、
しばらくたったころだったろうか、

まだハハに
なったことのなかった
ミボウジンは、

なにか、次の学ぶべき
人生ステージ(段階)が来ている、
と深い部分で感じていた。

そして、背中を誰かに押されるように、

今までの自分からは考えられないような
新しい環境に飛び込んでいき、

再婚し、家族をもつことを選んだ。

10代、20代は、
長いこと摂食障害に陥って 
生理が止まってしまった時期もあったので、

子どもはできにくい
体質だろうと思われた。

しかし、子どもを授かりたいという
強い希望があり、

また、ちょうど運悪く
超初期の子宮ガン検診に
引っかかってしまったこともあり

ハハは、その後ずっと
総合病院の産婦人科に通った。

本格的な不妊治療までは
いかなかったものの

子宮卵管造影検査をしたり、
基礎体温グラフもずっとつけ、

病院の先生の指導のもと、
子づくりにはかなり努力をしていた
時期もあった。

それでも、
そー カンタンには
子どもは授からなかった。

が、あるとき、
やっと妊娠したことがわかり、

現夫も 初めての子どもだったので、
非常に喜んでいた。

しかし その約1ヵ月後、

心拍がすでに
確認されていたにもかかわらず、

検診で いきなり先生に
「心臓が止まっています」と告げられた。

「稽留流産」とのことだった。

もう名前も決めて
毎日お腹に手をあてて
愛情こめて語りかけていた。

「だいじょうぶ、だいじょうぶ、
 すぐにまた子どもはできるよ」

励ますつもりだったのか、
義母から言われた言葉に、

「ひと一人が死んで、
 なんで『だいじょうぶ』なんだろう……」

「昨日までは、あんなに喜んでくれてたのに、
 まだお腹のなかに、そのままいるのに――

 心臓が止まったからって
 『物体』みたいに扱わないで!!」

心の中で、ハハは そう叫んでいた。

ハハにとっては、
たとえ、まだ産まれていなくても

ひとつの独立した「たましい」「命」だった。

亡くなった子どもは、
心臓が止まってから、

たぶん10日ぐらいお腹の中にいた。

自然に出血するのを待ち、
処置手術を受けたが、

そのあとも、ハハは、
カナシイくらいに、自分を忙しくして、
気丈にふるまっていた。

泣くのはあとでもいい、

今は やるべきことを
ひとつひとつ
こなしていくだけ……

そんなことを
いつも心の中で唱えていた。

しばらくして、
ハハは、また娘を授かり
今度は無事出産したが、

これまた
トラブルつづきで、

出産後、すぐ出てくるはずの
胎盤の1/3が、お腹の中に残ってしまい、
その後一ヶ月出てこなかった。

生まれたばかりの娘も
重大な健康問題があり

生後3週間目で手術をすることになり、
ハハは小児病棟に付き添うことになった。

娘の手術が無事終わった晩から、
ハハはひどい寒気におそわれるようになり、

娘の付き添いを実母にかわってもらい、

同じ総合病院の小児病棟とは反対側の
先日退院したばかりの産婦人科病棟に、
再入院した。

胎盤遺残による ひどい感染症が起こり、
熱は40度を越え、意識も朦朧としていた。

医師の判断のもと、
自然に胎盤が出てくるのを待っていたが、

このままでは敗血症になり命を落とす
危険もあるとの診断で、

出産から約一ヵ月たった 11月26日、
処置手術が行われることになった。

その日、
陣痛室と分娩室の間にあった、
処置室の手術台の上に横たわり、

ハハは思ったのだ。

ああ、

一年前の流産の
処置手術をした

同じ日の、同じ場所だと。

そして、少し前までは
命が繋がっていた 

そのカケラが 外に出された。

約4年後、
ハハは第二子の息子を出産する。

双角子宮という
先天的に子宮がハート型をしている
少々のリスクを抱えていたハハは、

そのときも出産後は、
第一子とほぼ同じ経過をたどり、

癒着胎盤がひどく、

こんどは1/3どころでない、全部残ってしまい
感染症に陥り、再び生命の危機に瀕し、

そして結局は、子宮全摘出の手術を受けた。

*****

ハハは、
このサイキックさんの

「前のダンナとBoy 男の子が見える」
という言葉を聞いて、

1年ほど、さかのぼった
ある日のことを想い出していた。

別のヒーラーさんのもとで
目を閉じていたときのことだ。

小さな男の子が、
ハハの膝のところに来て
コロコロじゃれついてくる。

いつのまにか、ハハは
誰もいない居間で
イスに座ったまま、

自然に前に手を伸ばし、
抱き上げる格好をしていた。

それは流産した男の子だと
すぐわかった。

颯太(そうた)と名前を決めていたので、
ソウちゃん、ソウちゃんと
声をかけてあげると、
コロコロ笑っている。

彼は、ハハと
とっても遊びたがっていた。

そのうち、
ハハは涙が止まらなくなり、
男の子を腕に抱きながら、
ユラユラ揺らすような動きをしていた。

ちまたでは、

何か憑いたというと、

お祓いとか、「浄化」「浄霊」とか
いうようだが、

そして

ハハにはムズカシイことは、
わからないし、説明できないのだが、

でも、そうした魂も
もとは、みんな同じ人間だったわけで、

(なかには、動物とか 身体をもったことがない
 意識体など いろいろあるようだが)

自分が死んだとか気づかずに
あるいはなんらかの執着があって、
行くべきところに行けないで

生きてる人間の温かい部分を慕って
くっついちゃうヒトたちも
いるかもしれないと 思った。

だから、
ふだん、怖がりなハハだったが

ソウレイ(送霊)、
霊を送るみたいなことをしようと
思ったのだ。

そのとき 現れた
男の子・ソウちゃんも

よく言い聞かせて、
光に帰してあげようと思ったのだ。

彼も、本当は
生まれてきたかった
のかもしれなかった。

今思い返すと、
その「ソウちゃん」の想い、
念が、

娘の出産後
1カ月たっても出てこなかった

胎盤のかけらに
ついていたのかもしれない。

ソウちゃんは、
娘が生まれた後も、

自分が処置手術で
外に出された

一年前と同じその日まで、

ハハのお腹の中に
いたかったのかもしれない。

そのヒーラーさんは、
流産した子どもについても

「流産のことも、
 自分であらかじめ決めてきたんだから……」

と言われたが、

ハハはそれを聞いて、
まるで自分が、
ソウちゃんになったように、

「ああ、そうだった!」と
はっと深い部分で 思い出していた。

そして、まだ
自分の膝のあたりに
まとわりついて

離れようとしなかった
男の子「ソウちゃん」に
言い聞かせた。

  もう光に帰らないとダメだよ
  ほら隣に 光のおねえさんがいるでしょ

  おねえさんの言うことを よーくきいて
  ちゃんと 光に帰るんだよ

  ママも もう少ししたら
  きっと そっちへ 行くから

  それまで いい子にしててね
  

  フレおじちゃんと いっしょに
  いい子にして 待っててね
  

そう一心に祈っていると、

自分でもなぜだかわからないくらいに、

ハハは、また涙がポロポロ出てきた。

ソウちゃんは、
最初はダダをこねていたが、

やがて光のおねえさんに諭されたのか、
光の方へむかって歩き出した。

おねえさんの手を握りながら、

何度も何度も、
うしろを振り返り、振り返り、
行く姿が見えた。

そして最後には、
楽しげに二人で話をしながら、
光の中へ消えていった。

*   *   *   *   *

ソウちゃんは、
もし生まれていたら、

6歳になる娘より3カ月、
おにいちゃんだったということになる。

ハハは、それ以来、世間一般的な、
水子供養みたいなことはせず、

いつもいつも心の中で思い出してあげて、
心配とか悔やむんじゃなく、

愛を念を送ってあげる、

自分の心の中で育ててあげるようになった。

寝室のタンスの上には、
もうアッチがわへ行った組の、

写真が何枚か並べられている
コーナーがあって、

ハハは毎日手を合わせ、

「ありがとう、ありがとね……」と
お祈りしている。

前のダンナ、フレデリックの一周忌に、
日本からみんなでお墓参りに行ったときに、

ニューヨーク州のずっと上、
オールバニーのキャロット・バーンという

緑深い山の中のマーケットみたいな
お店で買ってきた

小さなテディ・ベアの
ぬいぐるみの膝のうえに、

ソウちゃんがまだゲンキに
心臓を動かせはじめたばかりのころの

超音波写真が飾ってある。

その後 もう一人
「ユウタ」という男の子も加わって

いまは仲良く二人並んでいる。

*   *   *   *   *

そうだった。

そのサイキックさんに話す
だいぶ前に

光へ帰るように送ってあげた 
幼いソウちゃんが、

ちゃんと 
ハハの言うことを聞いてくれて

フレおじちゃんと いまはいっしょにいる、
と聞いて、

ハハは、嬉しくて、嬉しくて、
涙が止まらなかった。

たとえ目には見えなくても

ひとが自分の意志で
交わし結んだ絆の糸は
確実に 繋がっている。

しかしまた 絆とは
 

相手を がんじがらめに
するものではなく、

解き放ち、
ゆくべき人を見送ってあげ、

その愛を 大切に
紡いでいくこともできる。

すべてのものは繋がり、
すべてのものは移り変わり、

大いなる源へと回帰し

そして いつかまた
めぐり逢うと――

ハハは そんなふうに思うのだった。

by MITSUKO  みつこ  (2010年2月20日)

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