『太陽はいつもそこに輝いているのに』

ban1 天職実現マスターマインドコーチ育成講座

今日は 5月15日は
前夫 フレデリックの 命日です。

今から 十数年前の今日 
彼は あちら側の世界に 戻っていき
光に 還っていきました。 

彼は 43歳 
当時 わたしは 32歳と、
お互い 若かったなあ と

なつかしい 
戦友、仲間、師を想い出す心地です。

彼は 自分の背中を通して 
生きることの大切さ、尊さ、厳しさと 

見えないけれど 本当に大切なことは何か 
 

そして ハートにかかえきれないほどの  
あたたかな 想いを 教え 伝え 
残していってくれました。 

いま 彼を想い出すとき 
悲しいとか 寂しいとか  
そういう気持ちじゃなくて 

今朝も ただただ  
感謝の気持ちで いっぱいになり 
温かい涙が あふれてきました。 
 

 
「太陽はいつもそこに輝いているのに」 

 
その想いは いまも  
そしてこれからも 
変わりありません。

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『太陽はいつもそこに輝いているのに』

 行う価値のあること 
 成就するに 値するものほど
 達成するのが難しいのです

 楽には 達成できないものなのです
 困難や妨害 邪魔が はいるものなのです

 それらすべては 人格形成の一環であり
 どのように 対処するかによって 
 魂の成長が 決まるのです

 魂の奥に 内在する 最高の資質が
 簡単に 引き出せるとしたら
 それは 価値あるものとは いえません

 くじけては いけないのです

 己の内にある 霊的な資質を活かし
 克服できないほどの 
 大きな困難や障害は 絶対に生じません

          シルバーバーチの言葉より
                 (訳:ミツコ)

All the things that are worth doing
and worth achieving are those
that are the most difficult to perform.
The path of attainment is not an easy one.
It is full of difficulties, of obstructions,
of hamperings that come in the way.

Those things are part of the building of character,
so that in the way you face your difficulties
is determined the growth of the soul.

If you could allow the highest
that is within you to express itself without difficulty,
it would have little value.

Do not despair.
Remember there is no difficulty or obstacle
that crosses your path that is so strong
that you cannot overcome it
by the use of the latent powers
that you have within you.

The Teachings of Silver Birch (p 116)
Silver Birch Series
Edited by A.W. Austen

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桜が あっというまに終わり

新緑の 力強い 
命の息吹と 風 薫る
近くの公園の横を
テクテクと歩き、
いつもの河川敷に到着。

振り返ってみると、
ちょうど雲から
朝陽が 顔を出したところでした。

「太陽はいつもそこにあるのに……」
そんな言葉が、頭の中に響いてきました。

わたしは 前の夫 
フレデリックが亡くなったとき、

諸事情から、
日本とニューヨークを1ヶ月に一度
行ったり来たりしていました。

別にカッコいい
ビジネス的な理由ではありません。

当時、もとバレエダンサーだった彼は、
細々と自宅で DTPの仕事や
弁護士事務所のタイピストをこなし、

わたしは 日系の保育園のアシスタントや
翻訳の仕事をしていましたが、

家計的には自転車操業、
いっぱいいっぱいで、

また彼の宗教的な信条もあり、
生命保険、医療保険等に
入ることはありませんでした。

しかし、彼が
通常の医学的治療を
一切 拒否したといっても、

最初に ガン告知を受けたときの
1週間の検査・点滴などの入院費が、
日本円で当時200万円近く
払えずにいました。

そして、不調を訴えだしてから約3年、
告知後8カ月の自宅介護のあと、

彼はホスピスのような場所に入り、
最後は そこで亡くなりました。

その入院料のようなものも
支払いが滞っていました。

お金がいちばん
大切じゃないことは わかっている

でも、毎日の生活のなかで
自分の精神が
ちゃんと安定できるだけの、

最低限 必要なお金は ほしい

多額の医療費による借金と、

いちばん身近な人が
今ガンで死につつある
プレッシャーと、

介護による
極度の疲れもあって

わたしは 心も身体も
押しつぶれそうに なっていました。

やがて 彼本人の希望で
ヒタ隠しにしていた ガンのことが、
日本の母にも 分かってしまいました。

それを聞き、
いてもたっても いられなくなった母と
妹、幼い甥っ子たちが

新年明け 早々
ニューヨークを訪れてくれました。

どこまで 進行したのか、
あるいは 自然療法やヒーリングによって
少しは 良くなっているのか、

外からは わからない
フレデリックの容態、

来月の家賃さえ
本当に払えるのか
わからない経済的問題、

これからのことを含めて、
わたしは母と
滞在中のホテルで 話をしました。

亡くなった場合、
お骨は 日本に 持ってかえるのか?

母にそこまで聞かれて
初めてわたしは、

今自分が直面している問題――

フレデリックは
今 まさに

死に逝きつつあるんだ 
ということを

現実的に
受けとめざるを えませんでした。

ベッドの上に
あぐらをかいて腕をくみ、

わたしはただ
ポロポロぽろぽろ
泣いていました。

憔悴しきっている わたしを見て、

母は いったん
日本に帰ってこい、と言いました。

よく考えた末、一時帰国。

日本に3週間、
ニューヨークに1週間という生活を
2ヶ月ほど続けました。

アパートもひきはらい、
自己破産の申請をしよう、

少し良くなったら
ニューヨークのオールバニーの
おねえさんのところへ

二人で行って しばらく療養し、
新しい生活のことを 考えよう、

また来るからね――

そんなことを話して、

わたしは4月末に
彼のもとを いったん去りました。

ニューヨークJFK空港上空を
大きく旋回した 飛行機の窓から、

今まで 一度も見たことのない、
壮絶なまでに 美しい

マンハッタン全景が 見えてきました。

雲ひとつない 青空のもと、
島南端から 同島を突き抜け、

本土ニューヨーク州を 北上し、

彼の故郷 オールバニー市に
至るかと 思われるほどの、

壮大な眺めが ひろがっていました。

それは、最後、

フレデリックからの
贈り物だったのかな、

と 今は思うのです。

何度か、飛行機で
日本とアメリカを 往復したときに、

よくこんなことを 思っていました。

下界は、
いつもジャージャー 雨が降ったり

雷、嵐やら
ひどい天気のときも 多いけれど、

いったん突き抜けて
雲の上にさえ 出れば、

こうやって いつも
太陽は 輝いているじゃないかと。

太陽は いつも
そこにあるじゃないかと。

目の前のことに
押しつぶされないては いけない、

もっともっと
上を 見ないといけない

つらいとき、

いつも自分に
そう 言い聞かせていました。

それから約2週間後、

フレデリックは
安らかに 眠るように
息を引き取りました。

義妹から 
電話がかかってきたとき

“He passed away —“(亡くなった) 

という言葉を聞いたとき、

ああ、世の中には、

こんなにも悲しい英語が
あるんだなと思ったことを 

今でもよく覚えています。

今 在る わたしが、
もし、あのときの彼と
いっしょにいたらどうだっただろうか、

もっと何かできただろうか、
違っただろうか、
そんなふうにふっと考えることもあります。

でも、偶然はありえない、
すべては必然で、かならず意味がある――

わたしの中には、
後悔とか、

そういったもの
後ろ向きのたぐいのものは
一切ありません。

なぜなら

そのとき、
自分が 人間としてできることは、
すべて、やったからです。

そして、彼は
いまのわたしを
心から喜んでいてくれる
いつも応援してくれている と思うのです。

人間だから 
毎日 生きていると
本当に いろんなことがあります。

ときには もう ちょっと 耐えられない、
つらすぎる、しんどいな、と思うことがあります。

でも 心が折れそうになったとき
なにか 自分が
押しつぶされそうな問題に
出会ったときには

自分は いま ここから
何を 学ぼうとしているのかな?

どうしたら
自分の魂は 成長するのかな

そんなふうに 

チョコっと 一息ついて 

あのときの光景を 想い出すのです。

下界は、大雨洪水 どしゃぶり 
とんでもないような 天気のときにも

雲の上では 

いつも サンサンと
太陽は 輝いているのですから――

みつこ

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みつこ


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