すべての人を助けなくてはいけない? 「無価値観」「罪悪感」を手放す

ban1 天職実現マスターマインドコーチ育成講座



こんにちは!

ブレない自分軸で
最高の自分を生きる

天職実現コーチの
鈴木みつこです。



今日は、

すべての人を助けなくてはいけない?
「無価値観」「罪悪感」を手放す


についてお話します。


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◆すべての人を助けなくてはいけない?

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もしあなたが
ビジネスとして天職実現したいのなら


「すべての人を助けなくてはいけない」という
思い込みを手放す必要があります。


なぜなら

すべての人を助けようとすると
自分の心が折れて、
燃え尽きてしまうから。



そもそも
すべての人を自分が助けられる
と思うこと自体が

現実的ではありません。


すべての人を助けたい、

その想いは尊いですが、

すべての人を助けようとすればするほど、

あなたが本当にご縁のある人、
助けるべき人が助けられなくなったり

自分のパフォーマンスの質も
落ちてしまいます。


過剰な責任感で
心折れたり燃え尽きたりして

ビジネス自体をつづけることが
できなくなってしまいます。


たとえば、こんな感じです。



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◆燃え尽きバーンアウト

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私は過去、

燃え尽きバーンアウトによる
鬱になったことが
3回ほどあります。


心療内科にもかかり
お薬も処方されました。


本当にひどいときは
昼間からコンコンと眠り
ベッドから起き上がれないレベル。


そうなる前にも
以前から

凄腕の経営アドバイザーであり
ずば抜けたスピリチュアルヒーラーでもあり、
何冊もベストセラー本を出されている

発達障害カウンセラーの
吉濱ツトム先生の個人セッションを受け、


子どもたちの
発達障害関連のことだけでなく
自分のバーンアウトについても

予防から対処法まで
アドバイスをいただいたことが
何度かあります。


それは
家族への対応だけではなく

真面目で責任感が強すぎる
私の気質そのものについて、

仕事やクライアントさんへの
向き合う姿勢を含めて

とても重要なポイントが含まれたものでした。






たとえば、

クライアントさんが変わらない、
成果が出ないと

「ああ、私の力が足りないんだ」

「こんなんで、コーチなんて
 やっていていいんだろうか?」

「困っている人を助けられない
 自分には価値がない」

と無価値観や罪悪感を感じて
心折れてしまいそうになる
ことがよくありました。



でもそんなとき
吉濱先生からいただいた
アドバイスは以下のようなものでした。



・カウンセリングでも
 コーチングでもいいんだけれど、
 重要なこととしては、

 「誰を対象としているか」

 「どこまで結果を出せれば、
 提供できれば、良しとしているんですか?」
 という問題。



・たとえば、発達障害の専門家が
 使命だとする。

 そうだとしても、強度行動障害は、
 絶対に扱いません、とか
 グレーゾーンには強い、とか、
 いろいろ分かれてくる。


・医者でも、外科、内科、
 心臓血管外科医として強い人など、
 専門分野は違う。


・だから、あなたは
 カウンセラーに向いています、
 と言われたとしても、
 「誰を」「どこまでみる」によって、全然変わってくる。


・吉濱先生自身も、
 強度行動障害のある
 自閉症など、重い人は扱わない。
 一対一だと絶対成果が出ない。
 すると吉濱先生も心折れてくるから。


・だから、みつこがコーチングをやるとしても、
 発達のカウンセリングをやるにしても、
 まず「誰を対象にするんですか?」を
 より明確にする必要がある。


・【真面目に考えすぎない】
・適切な情報さえ与えられればそれでいい。

・超乱暴なことを言うと、
 どんなに恵まれた環境でも、
 どんなにいい条件下でも
 行動遺伝学などの面からも
 変われない人間はいる。


・でも、まじめで愛情深い人間は、
 結果を出さなくてはいけない、
 と思い込む。

 その結果、相手が変わらないと
 心が折れる。


・今は
 「私の使命はなんだ」
 という段階じゃなくて、

 使命はわかったんだけど、
 「こういう人を対象にする」、

 「どこまで結果を出せばいいか、
 提供するか」を明確にする段階。


あるとき
燃え尽きかかっていた私に

吉濱先生がそうした
アドバイスをくださいました。

なるほどなぁ……と目からウロコが
ボロボロ落ちる感じで

大変勉強になったのを
覚えています。




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◆真面目で頑張り屋さんは要注意

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私は心のどこかで

「すべての人を助けなくてはいけない」
「助けなければ」と思っていました。



その思考パターンは
家族でもそうですが

「このワタシがやらなきゃ、誰がやる?」

的な思いもあったかもしれません。



よく聞くのは
悪い?男性に引っかかった時に

「いや、ワタシが変えて見せる」
と思ってしまう人、いますよね。

過去の私は、それに近い。


頑張ることによって
自分の価値を認めてもらいたい

共依存的な側面がありました。


でも、
その負の思考パターンに気づき

これではダメだと
自分を変えていったのです。



すべての人を助けたい、

もちろん
そう思うのは
人類愛にあふれた良いこと、

悪いことではないのですが、

それも過ぎると、自分の身を滅ぼします。





そして
すべての人を助けたい、助けなくては
と思うのは、

逆の視点から言うと


「絞ることができない」

「優先順位がうまく立てられない」

「自分の強み、得意とするところがわかってない」

「ふわふわして地に足がついていない」

ということにもなります。



私はもともと
真面目で責任感が強く
何でも頑張りすぎるきらいがありました。


自分の事より
相手を優先してしまう、

もともと情が深く、
ノーということが苦手で
ひとりで背負い込みすぎるタイプ。


でもそれが逆に
相手の中に在る 誰でも持つ
「依存気質」のようなものを
引っ張り出してしまうと

本当の意味で
その人のためにはならない、

その人の真の成長にはつながらないのだ
ということに気づきました。


どこかで
きちんと境界線を引くこと、

自分の責任の領域をわきまえること、

すべての人間関係は
お互いの「個」と「意志」を尊重した

適度な距離感が必要なのだ
ということに気づきました。


そして
それは私が
もともと大変苦手としているところ、
課題なんだと気づいたことが

負のパターンを脱する
スタートとなりました。





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◆じゃあ、どうすればいいか

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一つの方法は、
数値化して考えることです。


もしあなたがコーチ、カウンセラーを
目指しているのだとしたら

同じ専門分野でも
クライアントとなる方の

現在のメンタルの状態や
精神的な自立度を鑑みて

自分がどこからどこまでの方の
お手伝いができるかを決める。



たとえば

今 落ち込んでもいなし
ハイになりすぎてもいない、

中庸・中立のメンタルの状態を
ゼロ起点として考えてみる。


30cm定規みたいなものが目の前にあると
イメージしてみてください。

真ん中がゼロ。
左に行けば行くほど、マイナス領域。

右に行けば行くほど、プラス領域。


そのなかで
自分は
主にプラスの領域を扱うのか
それともマイナスの領域なのか。


でも厳密には
2つには分けられないので


プラス領域を扱うけれど
マイナス領域も少しは扱える
のか、など。


一般的に、コンサルやコーチングは

自己実現や
これからさらに上のステージに
あがっていきたい人向けのもので

プラスの領域を扱います。


なりたい自分に向かって
今ある課題を解決し、
行動し続けていくためのツールとして
コーチングは使われます。




それに対して、

カウンセリングは
マイナスの領域を扱うことが多いです。

現在抱えているお悩み、苦しさを
どう解決したらいいか、

解決策がすぐほしいわけじゃなくて
話をただただ聞いてほしい
というときもあるかもしれません。


医療や福祉の分野でも
カウンセリングはよく行われています。





私の場合だったら

天職や自己実現したい人に向けて
コンサルコーチングを提供しているので
プラスの領域を扱います。

しかし
潜在能力は高いのに
ちょっと躓いて落ち込んでいる人も
いらっしゃいますので、

マイナス2ぐらいまでだったら
サポート、支援、お手伝いができます。



しかし、
過去の私のように
あまりにも燃え尽きがひどかったり
鬱落ち込みなど 重いケース、


病院での医学的な治療や
対応が必要なケース、

メンタルの落ち込み度や
精神の自立度が
マイナス5、マイナス10だとしたら

自分の力量を越えるので
「申し訳ありませんが」とお断りしています。




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◆「価値」とは「変化」

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ビジネスとして対価をいただく
というのは

「価値」を提供するということです。


では「価値」とは何か、というと、

人が「A」の状態から「B」に
【変化する】ことです。


あなたがサービスを提供する側として

ただ時間から時間、セッションを行うとか

クライアントさんのお悩みを聞いて、
相手からちょっと
「すっきりしました~」
「楽しかったです」と
単に言われることに満足しているのだとしたら


それでは
ビジネスとして
対価をいただく
安定した収入を得ていくという意味で
天職実現するのは難しいでしょう。


「価値」=「変化」だからです。


しかしその一方で、
とても重要なことは

この「変化」の責任は
50:50だということです。


あなたがプロとして
コミットすることはもちろんですが

クライアントさん、相手の方も
本気で覚悟して
コミットしていただく必要があるということ。


あなたが独りががんばって
過剰な全責任を負って

「ワタシが変化を起こさなくてはいけない!」
「〇〇さんを変えなくてはいけない」と

起こすものではないのです。




あなたも、コーチングや
カウンセリング、セラピーなどを
クライアントさんに行う中で


十分にがんばっている
自分の責任範囲をしっかりこなしているのに

なかなか成果が出ない場合、

「私のやりかたが悪いんだろうか、、、」
「助けられない私が悪い。。。」

「私はまだまだスキルが足りない、もっともっと学ばなくては」

と思うことがある、

それでも相手が変わらないので
心折れそうに感じることが

あるかもしれません。



でも、そんな場合は

どうか自分を責めたり
罪悪感、無価値観に悩んで

自分自身が燃え尽きてしまわないで
くださいね。



それでは
せっかくのあなたの使命・お役目が
果たせなくなってしまいます。


「人を変えようとしない」
「まず自分が変わる」

ことが大切とよく言われますよね。


なぜなら
周囲の人は
自分の内面の奥深いところにあるものを
映し出してくれる
鏡だから。



なにか違和感がある
というときは

なにか気づくべきことがある
というお知らせです。


それはさっさと解決して
そろそろ次のステージに行こうよ、

というメッセージでもあります。



私自身が躓いた部分に
あなたは長くひっかからないように。


ご自身の使命、役割
人生の目的に邁進して

あなたの天職を
今日もワクワク生きてくださいね。



以上、今日は


すべての人を助けなくてはいけない?
「無価値観」「罪悪感」を手放す

というテーマでお話しました。 



いつも心から
あなたを 応援しています!


天職実現コーチ
鈴木みつこ
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