ブレない自分軸で、
ビジョン実現+天職に生きる
専門コーチの鈴木みつこです。
昨日の続きです
昨日は 娘の付き添い兼
観客としても
心から 楽しみたいなと思い
静岡県の障害者芸術祭に
行ってまいりました。
静岡市のグランシップで行われた
この シンボルイベント
「総合開会式オープニングアクト」では、
ダウン症で天才書家の
金澤翔子さんの席上揮毫、
R1グランプリ優勝の
濱田祐太郎さんの漫談、
盲目のバイオリニスト
増田太郎さんの
感動のパフォーマンス、
県内の障害のある方たちによる
演奏、合唱、ダンスなど
盛りだくさんの内容でした。
わたしは
ふだん 「個」である
自分を大切にしているのですが
昨日は、
自分が生きる原点である
「共に生きる」ことの大切さを
あらためて思い出した1日でした。
自分には生きるチカラが
あることを想い出す
ともに生きると
決意を下した日
しょうがいは
障害でなくなった
重荷ではなくなった
歯をくいしばって
背負うものでも なくなった
謙虚になる
励まされる
勇気をもらうのは
わたしたちの方。
自分の強みも弱みも
しょうがいも 病気さえも
「共に生きる」 と決めたとき、
ありのままの自分を 受け容れ
そこから 立ち上がり スタートするとき
ひとは 強くなる
そう 感じました。
**********
昨日は 会場へ到着すると
まず午前中は 舞台上で
リハーサルがありました。
娘の付き添いで舞台袖から
その風景を見ていましたが、
いつも思うこと
わたしは やっぱり
舞台に立つということが
心底 好きなんだなと。
むかし バレエダンサーを
していた頃の名残りなのか
こうした 劇場、
大きなホール、舞台袖や
楽屋に 足を運ぶと
血が騒ぐというか
もう 言葉に尽くせないほどに
本当に ワクワクしてしまうのです。
自分がやりたいと思うこと
心の底から わくわくすることに
理屈って ないんだよな
と 改めて 感じました。
そんななかで
暗い舞台袖の端から
合唱で参加する
娘の姿を 目で追っていました。
すると
たぶんダウン症がある
小柄な女の子?か 女性が
ちょこ ちょこ ちょこと
わたしの 左横を 通り抜けて
舞台袖、カーテンの
ギリギリのところまで
近づきました。
昨日は
障害をもつ お子さんたちも
たくさん 参加されていたので
「あれ?
ひとりなのかな?
おかあさんか 誰か
ついて いなくて
いいのかな?」
と 思ったのです。
しかし、そう思う一方で
暗い舞台袖の中で
じっと 舞台に目をやり
リハーサルの風景、
舞台の雰囲気、空気を
全身で感じ
目に焼き付けているかのような
しっかりとした
プロフェッショナルな
気迫が伝わってくるような
後ろ姿でした。
そのときに、横にいた方が
「あれ、たぶん 金澤翔子さんですね」
と教えてくださいました。
「ああ、そうだ!!」
深く納得しました。
ダウン症で天才書家、
金澤翔子さんは
ご存知の方も多いかと思いますが
日本を代表する書家の
お一人です。
1985年生まれで、
5歳からお母様に師事し、
書を始められました。
20歳で銀座書廊で 個展。
その後、建長寺、建仁寺、東大寺、薬師寺、
中尊寺、延暦寺、熊野大社、
厳島神社、三輪明神大神神社、
太宰府天満宮、伊勢神宮、春日大社等で
個展・奉納揮毫をされています。
NHK大河ドラマ「平清盛」揮毫。
国体の開会式や 天皇の御製を揮毫。
紺綬褒章受賞された方です。
ハンディキャップを遥かに超えて
魅せる書は、すべての人々に勇気と希望を
与え続けています。
アメリカ、ニューヨークの国連本部で
30歳になったら 一人暮らしをすると
全世界に向けて
高々と宣言した 翔子さんは、
様々な トラブルも乗り越えられ
お母様から離れて
一人暮らしを 実行し、
既に今年で
3年目を迎えられているのだとか。
午後から
実際にプログラムが始まってからの
席上揮毫パフォーマンスも
まさに 圧巻でした。
書を書かれる前に
精神を統一するように
合掌され
なにか 唱えられていたのは
より大きなものと
つながろうとしているようにも
あるいは
早くに 亡くなられた
大切な お父様に 誓うような
気高いエネルギーで 満ちていました。
金澤翔子さんの
力強い書
魂を込める、とは
こういうことなのだと
理屈を通り越して
全身で 感じいっていました。
そして わたしも
大切な人々と
共に 生きてきたことを
思い出していました。
生まれたときに
先天性の直腸閉鎖症である
低位鎖肛、心臓病が あって
すぐに 大きな 手術をした娘。
その後生まれた息子は
3歳で 自閉症、
知的障害があると
告げられてから
我が家でも
ひとことでは 語り尽くせない
大きな山を たくさん
乗り越えてきました。
娘も その後
知的障害は ないものの、
同じ自閉症スペクトラム、
発達障害アスペルガーがある
ことがわかりました。
いじめ問題や 自傷行為、
不登校問題、
適応指導教室や通級に通い
その後、通常級から
特別支援学級への転校。
さらには フリースクールへの転入。
でも
わたしは どんなときでも
腹を据えて
逃げないで ここまで
やってきました。
数々の問題を乗り越えて
今があること
これからも
未来はつづいていること
共に感じる
共に生きる
共につくる
金澤翔子さんの
力強い書を 見て
自分には 生きるチカラが
あることを想い出しました。
自分も そのように
ひとに
「勇気と感動、笑顔」
生きる力を 届ける
つなげるような
コーチでありたい と 強く感じました。
何よりも 感動を
いっときのもので終わらせない。
金澤翔子さんに
お会いした、見た、感動した!!
で 終わるのではなく
その感動を
どう 自分の実生活に
落とし込むのか
つないでいくのか
そこが いちばん大事だと
感じました。
盲目のバイオリニスト
増田太郎さんの
生命力あふれるパフォーマンスは
こんな方が いらっしゃったのだと
ぶっ飛んでしまうような
大きく目を見開かされる
ライブ・コンサートでしたが、
長くなりましたので
つづきは また明日書きますね☆彡
あなたのことを
いつも 心から応援しています(*^_^*)
鈴木みつこ
*:..。o○☆*゜..。o○☆*゜¨゜゜゜○☆*
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